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ローカルデザイン研究会 設立趣意書 研究会発起人 鈴木輝隆(江戸川大学社会学部教授)
山本俊一(経済産業省地域経済産業政策課長)
今、地域に大きな変革の波が押し寄せています。地域の現状については、インターネットの爆発的普及により、極めて多くの情報に瞬時にアクセスすることができますし、とりわけ、東京圏にいますと、研究機関やマスコミ等を通じた整理された情報によって、居ながらにして、あたかも地域のことがわかっているような気になってしまいます。
地方財政危機、地域経済の空洞化、シャッター通りなど、決まりきったフレーズで地域の厳しい経済状況が伝えられる一方で、地域住民の草の根活動による地域の再生の事例が語られますが、それらの情報に触れるたびに、もどかしさを感じることはないでしょうか?
皆さん自身が、地域の現場に足を踏み入れ、そこで地域の活動を担った人々から直接聞き、また、その活動への参加体験や、その地域に深く関わりを持っているようなケースにおいては、その情報の奥に潜んでいる背景やしがらみが実感として見えてきます。それゆえ、地域での事例に関する情報が、極めて表面的な上澄みだけを掬ったものであったり、一般的にオーソライズされたことだけに偏り、美化されたイメージの確認であったりすることに気づくということが往々にしてあります。
実際に地域の現場を歩きますと、地域経済には厳しいものがあるのは事実ですが、そのような状況のなかでも、思いと志のある地域では、実に楽しい考え方や生き方を持ち、様々な活動をしている人々に出会うことができます。
ローカル(=コミュニティ)は限りなく面白く、興味深いものです。そこで、地域の現場の生の声を直接知りたいと考えている人が集まり、互いに意識を高めることができるような研究会を創りたいと思います。研究会では、地域が好きで、よく地域を歩く人、地域を調査している人、地域の人々と様々な形で活動している人などをゲストスピーカーとしてお招きしたいと思います。特に、全国各地域で活動している人が上京したときには、その機会を逃すことなく、お呼びして、研究会の開催を企画したいと考えています。
地域の人にとっては、自分たちの地域への思いや考え方を伝え、発信する場、さらには、地域の活動に対する理解者や協働者と出会えるネットワークの場となるように、官庁、大学や研究機関、マスコミなど様々な仕事をしている人にお声をかけながら、試行錯誤で運営していきたいと思っております。また、これからの次代を担う若者が地域のことを学び、地域で活動するチャンスの場となるように、学生も参加します。この研究会が、東京圏で地域を結ぶ、コミュニケーションや対流の場となることを期待しています。
文化資源活用協会では、そんな研究会の映像撮影・編集を協力しています。
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